046-273-0003

BLOG

ブログ

認知症の方にも安心な歯科治療とは? ~つきみ野歯科医院のサポートとコミュニケーションの工夫~

2024.10.31

コラム

認知症を持つ患者さんにとって、歯科治療は不安や緊張を伴うことが多いです。治療の過程や、歯科医院そのものに恐怖を感じる方も少なくありません。つきみ野歯科医院では、こうした患者さんの特別なニーズに応じた優しい治療を心がけており、どのような患者さんでも安心して治療を受けられるような環境作りを大切にしています。

まず、私たちは認知症の患者さんの状態をしっかりと把握することから始めます。認知症にはさまざまな段階があり、患者さんによって異なる対応が必要です。つきみ野歯科医院では、患者さん一人ひとりの症状に応じて、時間をかけて診療前に丁寧に説明を行い、治療の流れを理解していただけるよう努めています。治療に対する不安や恐怖感をできる限り和らげるため、患者さんがリラックスできるような環境を整え、無理のないペースで治療を進めることを心がけています。

実際、私たちの経験では、思ったよりも多くの患者さんが歯科治療を受け入れてくれることが多々あります。最初は戸惑うことがあっても、治療が進むにつれてリラックスし、歯科治療に前向きな姿勢を見せる方が少なくありません。

治療時のコミュニケーションの工夫
また、認知症患者さんにとって治療時のコミュニケーションは非常に重要です。認知症を患っている方は、新しい情報や指示を理解しにくいことが多いため、つきみ野歯科医院ではわかりやすい言葉を使い、シンプルかつステップごとに説明を行います。治療の前に、次に何をするかを事前に伝えることで、患者さんの不安を軽減し、安心感を与えることができます。さらに、治療の途中でも、声かけや優しい態度で患者さんの様子を確認しながら進めることで、リラックスした状態を保つことを大切にしています。

入れ歯や歯ブラシを手に取る際にも、最初は戸惑うことが多いですが、驚くほど上手に使いこなせる患者さんもいます。このような成功体験を重ねることで、患者さん自身が自信を持ち、ケアに対して積極的な姿勢を持つようになるのです。

家族や介護者との連携
認知症の患者さんの歯科治療において、家族や介護者との連携も欠かせません。つきみ野歯科医院では、患者さんが治療を受ける前後に、家族や介護者と密にコミュニケーションを取ることを重視しています。患者さんの状態や治療に対する反応について共有し、家族が安心してサポートできるようにすることが大切です。また、治療後のケアについても、家族や介護者に具体的なアドバイスを行い、日常的なケアのポイントを伝えることで、患者さんの口腔健康を長く維持できるようサポートしています。

歯周病と認知症のリスク
歯槽膿漏(歯周病)は認知症患者さんにとって特に注意すべき問題の一つです。口腔内の炎症が全身の健康に悪影響を及ぼし、認知機能の低下に繋がることもあります。そのため、定期的な歯科検診やケアを怠らないことが重要です。つきみ野歯科医院では、認知症患者さんでも無理なく続けられるケア方法を提案し、家族と協力しながら口腔内の健康を守るためのアプローチを行っています。

地域と笑顔を守る歯科医院として
つきみ野歯科医院は、認知症患者さんが安心して治療を受けられる場所を提供することに全力を尽くしています。治療時の丁寧なコミュニケーションはもちろんのこと、患者さんの状態に合わせた治療計画の立案や、家族との連携を通じて、最適なケアを提供します。認知症患者さんに寄り添った柔軟な対応を心がけることで、つきみ野歯科医院は地域の健康と笑顔を守るために尽力しています。

どのような患者さんでも安心して治療を受けられる環境作り、そしてコミュニケーションを重視して、私たちは皆さまの健康をサポートし続けます。

平井

執筆者

平井

つきみの歯科医院

副院長

2004年神奈川歯科大学歯学部 卒業。
2011年からつきみ野歯科医院に勤務して以来、地域の皆様の”歯の健康”をお守りしてまいりました。
スタッフブログでは当院の診療内容についてや、スタッフ、医院の様子なども楽しく更新していきますので、 ぜひ御覧ください。