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認知症と歯の健康 つきみ野歯科医院が提供する外来と訪問診療でのサポート

2024.10.26

コラム

認知症は進行性の病気ですが、早期に適切な対応を取ることでその進行を遅らせることができます。特に、歯の健康が認知症の進行に深く関係していることは、あまり知られていない重要な事実です。研究によると、歯槽膿漏(歯周病)が認知症のリスクを高める可能性があることが示されています。口腔内の炎症が血液を通じて全身に広がり、特に脳に悪影響を及ぼすことで、認知機能の低下を引き起こすことがあります。

つきみ野歯科医院では、外来でも訪問診療でも、認知症を患っている方々に対応するための特別なケアを提供しています。定期的な歯科検診と口腔ケアを推奨し、患者さん一人ひとりの状態に合わせた治療を心がけています。認知症を持つ患者さんにとって、歯の健康を維持することは、全身の健康を守り、認知症の進行を防ぐために非常に重要です。外来では、リラックスできる環境で治療を行い、訪問診療では、患者さんの状態に合わせてご自宅などで治療を受けられるようにしています。

認知症患者さんへの特別なサポート
認知症を持つ方にとって、毎日の口腔ケアは困難になることが多いです。認知症が進行すると、歯磨きを忘れてしまったり、適切にケアを行えなくなることがよくあります。つきみ野歯科医院では、外来での治療だけでなく、訪問診療を通じてご自宅でのケアもサポートしています。訪問診療では、患者さんの生活環境に応じたケアを提供し、家族や介護者にもケア方法をアドバイスしています。例えば、使いやすい歯ブラシや簡単に扱えるケア用品の提案を行い、シンプルで持続可能なケア方法を紹介します。

つきみ野歯科医院の経験では、患者さんが入れ歯や歯ブラシを手に取ると最初は戸惑うこともありますが、意外にも上手に使えることが多々あります。こうした成功体験が患者さんの自信につながり、ケアの継続を促すことができるのです。

家族や介護者との連携
家族や介護者が患者さんの口腔ケアをサポートできる環境作りも重要です。毎日のケアがしっかりと行われることで、口腔内の健康を保ち、食事の質や生活の質が大幅に向上します。つきみ野歯科医院では、患者さんやその家族と密に連携し、歯科治療と口腔ケアの継続的なサポートを提供します。認知症患者さんに特化したアプローチを通じて、安心してケアを受けられる環境を整え、健康的で笑顔に満ちた生活を支援します。

歯の健康が全身に与える影響
歯の健康が全身に与える影響は非常に大きく、特に認知症を持つ方にとっては、その影響が顕著です。歯槽膿漏などの問題が進行すると、歯が揺れるなどして栄養摂取に支障が出ることもあり、食べられるものが偏ることで認知症の進行が促進される可能性があります。つきみ野歯科医院では、定期的な診療や口腔ケアの指導を通じて、患者さんの健康を長期的に守るお手伝いをしています。

地域に寄り添ったケアの提供
外来でも訪問診療でも、認知症患者さんに寄り添い、個々のニーズに応じたケアを提供することがつきみ野歯科医院の使命です。認知症を持つ方でも安心して治療を受けられる環境を整え、患者さんとその家族が健康で笑顔あふれる生活を送るために、これからも質の高い歯科医療を提供し続けていきたいと考えています。

平井

執筆者

平井

つきみの歯科医院

副院長

2004年神奈川歯科大学歯学部 卒業。
2011年からつきみ野歯科医院に勤務して以来、地域の皆様の”歯の健康”をお守りしてまいりました。
スタッフブログでは当院の診療内容についてや、スタッフ、医院の様子なども楽しく更新していきますので、 ぜひ御覧ください。