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訪問歯科診療の現場で感じるインプラントオーバーデンチャーの可能性

2023.12.13

コラム

訪問歯科診療を提供している歯科医の立場から見て、患者さんの口腔健康を維持しやすく、かつ安定性を確保できる治療法は極めて重要です。その中でも、インプラントオーバーデンチャーについて訪問診療からの視点で御紹介します。

優れた安定性: インプラントオーバーデンチャーは、インプラントとデンチャーを組み合わせた治療法であり、これにより非常に高い安定性が期待されます。特にお身体が不自由な患者様にとって、歯がしっかりと固定されることは食事や日常生活において大きな安心感となります。そして取り外しも単純化できます。

口腔ケアのしやすさ: 訪問歯科診療では、患者さんのご自宅、施設で治療を行います。そのため、口腔内の衛生状態を適切に保つことが課題となりますが、インプラントオーバーデンチャーはその点でも優れています。お口の中が単純でありながらも、安定性があるため、介護者が口腔ケアを行いやすい状態が続きます。

介護者の負担軽減: インプラントオーバーデンチャーのおかげで口腔内が単純な構造になり、口腔ケアがスムーズに行えることで、介護者の負担も軽減されます。患者様が快適な状態でケアを受けることができ、介護者との連携も円滑に進みます。

歯科診療において、患者様の健康と快適な生活をサポートするためには、患者様の生活環境などに応じた、適切な治療法の選択が不可欠です。安定性と口腔ケアの両面で優れた性能を誇るインプラントオーバーデンチャーは、その一環として検討すべき治療法の一つであります。

平井

執筆者

平井

つきみの歯科医院

副院長

2004年神奈川歯科大学歯学部 卒業。
2011年からつきみ野歯科医院に勤務して以来、地域の皆様の”歯の健康”をお守りしてまいりました。
スタッフブログでは当院の診療内容についてや、スタッフ、医院の様子なども楽しく更新していきますので、 ぜひ御覧ください。