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夜間睡眠時のマウスピース装着の重要性

2024.08.29

コラム

日常生活の中で、歯ぎしりや食いしばりといった無意識の行動が歯や顎に多大な負担をかけることがあります。特に、夜間の睡眠中に発生する歯ぎしりや食いしばりは、本人が気づかないうちに進行し、様々な問題を引き起こすことがあります。このような症状に対する効果的な対策の一つが、夜間睡眠時にマウスピースを装着することです。

まず、歯ぎしりや食いしばりによる主な問題として、歯の摩耗があります。これにより、歯の表面が削れ、冷たいものや熱いものに敏感になることがあります。また、歯が欠けたり、割れたりするリスクも高まります。さらに、顎関節への負担が増すことで、顎関節症や頭痛、肩こりといった症状が現れることもあります。

歯を失う理由は大きく分けて三つあります。虫歯、歯周病、そして咬合力です。近年、この咬合力のコントロールが注目されています。マウスピースを装着することで、これらの問題を未然に防ぐことができます。マウスピースは、歯ぎしりや食いしばりの際に歯と歯が直接接触しないようにすることで、歯の摩耗や損傷を防ぎます。また、顎関節への負担を軽減し、顎関節症の予防にもつながります。

さらに、マウスピースの使用により、睡眠の質が向上することも期待できます。歯ぎしりや食いしばりが原因で頻繁に目覚めてしまう方にとって、マウスピースは深い眠りをサポートし、朝起きた時の疲労感を軽減する効果があります。

当院では、患者様一人ひとりの口腔内の状態に合わせたオーダーメイドのマウスピースを提供しています。快適に装着できるように丁寧に作成し、効果的な使用方法についてもアドバイスいたします。

健康な歯と顎を維持し、質の高い睡眠を得るためにも、夜間睡眠時のマウスピースの装着をぜひご検討ください。詳しくは当院までお気軽にご相談ください。

平井

執筆者

平井

つきみの歯科医院

副院長

2004年神奈川歯科大学歯学部 卒業。
2011年からつきみ野歯科医院に勤務して以来、地域の皆様の”歯の健康”をお守りしてまいりました。
スタッフブログでは当院の診療内容についてや、スタッフ、医院の様子なども楽しく更新していきますので、 ぜひ御覧ください。