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ブラキシズムとクレンチングについて

2024.09.04

コラム

日常生活の中で、無意識に歯を食いしばったり、歯ぎしりをしたりすることがあります。これらの行動は、ブラキシズム(歯ぎしり)およびクレンチング(歯の食いしばり)と呼ばれ、多くの人々が経験しています。しかし、これらの行動が長期間続くと、歯や顎に深刻な影響を与えることがあります。

ブラキシズム(歯ぎしり)
ブラキシズムは、特に夜間睡眠中に無意識に歯をこすり合わせる行動を指します。ブラキシズムが続くと、歯の表面が摩耗し、歯の感覚が敏感になり、痛みを感じることがあります。また、歯が割れたり欠けたりするリスクも高まります。さらに、顎関節に過度の負担がかかり、顎関節症を引き起こすこともあります。

クレンチング(歯の食いしばり)
クレンチングは、日中や夜間に無意識に歯を強く噛み締める行動を指します。この行動は、ストレスや緊張によって引き起こされることが多いです。クレンチングの結果として、顎の筋肉が疲労し、頭痛や首の痛み、肩こりが生じることがあります。歯や歯肉にも悪影響を与え、歯周病のリスクを高めることもあります。

対策と治療法
ブラキシズムとクレンチングの対策として、夜間用のマウスピースの装着が効果的です。マウスピースは、歯と歯が直接接触するのを防ぎ、歯の摩耗や損傷を軽減します。また、顎関節への負担を減らすことで、顎関節症の予防にもなります。
ストレス管理も重要です。リラクゼーション法やストレスを軽減する活動(例えば、運動や趣味に時間を費やすこと)を取り入れることで、クレンチングの頻度を減らすことができます。

当院の取り組み
当院では、ブラキシズムとクレンチングの治療に力を入れています。患者様一人ひとりの症状に合わせたオーダーメイドのマウスピースを提供し、装着方法やメンテナンスについて詳しくご説明します。また、ストレス管理のアドバイスや必要に応じて専門のカウンセリングを紹介することもあります。

歯や顎の健康を守るためにも、ブラキシズムやクレンチングの症状がある場合は、早めの対策が重要です。お困りの際は、ぜひ当院までご相談ください。健康な生活をサポートするために、全力でお手伝いさせていただきます。

平井

執筆者

平井

つきみの歯科医院

副院長

2004年神奈川歯科大学歯学部 卒業。
2011年からつきみ野歯科医院に勤務して以来、地域の皆様の”歯の健康”をお守りしてまいりました。
スタッフブログでは当院の診療内容についてや、スタッフ、医院の様子なども楽しく更新していきますので、 ぜひ御覧ください。

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