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『痛くないと、歯医者に行かないからね』

2022.01.19

コラム

 最近では少し減ってはいるが、この会話は私が衛生士になった頃、よく患者さんとの間でかわされたように記憶しています。
だいぶ前の歯科医院といえば、消毒薬の臭い“キーン”という歯を削る音、そして治療が始まると何度も通院しなければいけない…
あまり良いイメージはなっかたですよね。
痛みに耐え続けて、やっと来院して抜歯になってしまう方も時々いらっしゃいます。
もっと早く来院して下されば…と思ってしまいます。

 日本人の歯を失う原因は ➀歯周病 ➁虫歯 ➂破折 が主な要因だそうです。
数年前のデータでは、70歳で約20本、80歳で約15本の残存歯、高齢になるにつれて失う歯の本数が増えていく。
歯周病においては、30歳~55歳までの方で約40%を超える方が歯間から出血すると自覚されているそうです。
さらに、虫歯においては、小さな虫歯なら再治療を繰り返した結果、抜歯になってしまう現実はいまだに多くあります。

『健康で長生きしたい』という思いと同じで、お口の中も健康な状態で歯が残っている事が大切。
たくさんの歯が残っていても、どのような状態で残っているかが問題なのだと思います。

『年齢を重ねる=歯を失う』は、必ずしもではないはず。
開院をして40年を超えた当院では、その頃からずっと通って頂いている患者さんが大勢いらっしゃいます。
その中でも8020運動に該当されている方も多く“すばらしい”のひと言です。
長期間メンテナンスを続けた結果、スウェーデンでは0.4~1.8本喪失、日本でも1割程度の喪失であるデータもあります。

毎年、人間ドックを受けるのと同じく、お口の中の検診も年間予定になっていくと、ここから10年後の残存歯の状況は
明るいきざしが見えるように思います。
検診、受けてみませんか?

平井

執筆者

平井

つきみの歯科医院

副院長

2004年神奈川歯科大学歯学部 卒業。
2011年からつきみ野歯科医院に勤務して以来、地域の皆様の”歯の健康”をお守りしてまいりました。
スタッフブログでは当院の診療内容についてや、スタッフ、医院の様子なども楽しく更新していきますので、 ぜひ御覧ください。

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